競歩では
「押すこと」
「膝を伸ばすこと」
とても大事な技術で
いつもお伝えしているわけです。
先日、競歩仲間と歩く機会が
あったのですが
その中の一人が
膝が痛くなるので
歩きを見て欲しい
ということでした。
確認すると
踵が着地して
膝が伸びていくときに
とんでもないチカラで
膝周囲に力入れて
押そう?としていました。
この方法では、膝の痛みで
おそらく歩けなくなるでしょう。
どんだけチカラを入れて
歩いているのか
本人に聞いてみると
「強く押せば速く歩けると
思って・・・」
ということでした。

そんなことがあったので
本日のウォーキング教室では
「押さない、乗るだけでいい!」
こんなことをテーマに
進めてみました。
実際に受講生の中には
今まで押そう押そうと
するあまり
余計なチカラを入れていた方も
いらっしゃいました。
しかし、乗るだけでいいと言っても
しっかりと乗るためには
動いている中で
「乗れるポジション」に
乗り込まなければいけません。
そのために、ポイントとしたことは
お臍から前方へ移動することです。
前傾に保った姿勢を崩すことなく
お臍から乗り込んでいきます。
お臍が遅れると
乗り込むことは出来ません。
乗り込むことで
支持脚は「乗れてる片足立ち」に
なるので
おのずと体重・重力が掛かり
押すことに繋がります。
こんな感じです。
次の写真をご覧下さい。


意識を変えて
「押さない、乗るだけ!」
これにより
全員がリラックスしたフォームを
身に付けることが出来てきました。
最後の1km歩では
前回より40秒近く
速くなった方もいます。
また、前回とタイムは同じでも
疲れなかったという方が大半です。
もちろん、膝などの痛みは
ありません。

発想を変えて
別の角度から目標に
近づいていく!
とても大事なことですね。
改めて感じました。
次回のウォーキング教室は
11月8日(日)
オサモミ
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