歩行中の立脚中期から踵離れ、そして蹴り出される間に、主に第2,3中足骨頭底部に痛みが出ます。
最初は違和感程度ですが、酷くなると歩く度にズキズキした痛みになってきます。
腫れや熱感も出てきて、タコや魚の目と合併していることが多いです。
中足骨頭底部には、通常クッションの役割をする脂肪体があります。お客様の中足骨頭底部を触れてみると、脂肪体が薄くなっていて中足骨頭をはっきり感じたりする場合もあります。
また、ハンマートゥなど足趾の屈曲変形があると脂肪体が前方へ移動しているので、体重が掛かると痛みが出ます。
足指の付根痛で来院されるお客様は非常に多く、その足や体のバランス
等に共通点があります。
☆回内足の足は
☆イラストで示すと
過回内の足は、通常体重を支えなければならない第1・5中足骨頭が反り返って(背屈する)しまい、第2・3中足骨底部への負担が増して痛み出します。要は横アーチ、縦アーチの崩れが大きいのです。
☆足趾の屈曲変形の足は
☆イラストで示すと
ハンマートゥなどの足趾の屈曲変形がある場合、中足骨頭が底屈する。本来衝撃を吸収する脂肪体が前方に移動し、弱くなった皮膚に中足骨頭があたり負担が掛かり痛みや胼胝ができる。
その他に次のような原因があります。
足指の付け根痛の原因は、ひとつではありません。お客様の生活環境や足の構造・機能が大きく関係していて、いくつかの原因が積み重なって起きています。その原因をひとつひとつ取り除いていくことで改善方向に向かいます。
中足骨頭部痛の原因のひとつ過回内の足は、歩行中足に体重が掛かると内くるぶし付近がグニャと内側に捻じれ過ぎます。そのため縦・横のアーチも崩れて足の横幅が広がってしまいます。
さらに、通常体重を支えなければならない第1・5中足骨頭が反り返って(背屈する)しまい、第2・3中足骨底部への負担が増して痛みになります。
この様な足で立ったり歩いたりすると、患部周辺に体重(負担)が掛かり続けてしまうので良くなっていきません。生半可な治療をしても痛みはダラダラと続くだけです。
そのため患部周辺の痛んだ筋・腱や骨組織を回復させるために甲への包帯サポートと足首・踵へのサラシ包帯固定を行い、環境を整えて自然治癒力を最大限に引き出します。
☆包帯固定
☆テーピング
この方法で確実に良くなっていきます。痛くなっていく原因を取り除く方法だからです。体重が常に掛かる足なので生半可なことをしても良くなっていきません。
お客様の状態によって完治するまで一ヶ月から半年かかる場合もあります。ですがこの包帯を一生するわけではなく、期間限定ですので安心して下さい。
ウォーキングシューズ
ハイヒール・窮屈な靴
お客様の普段の生活(仕事)環境もお聞きしています。仕事が長い時間立ちっぱなしとか、長時間歩かなければ行けない等様々です。しかし、その部分を変えることはできません。
注目するところは、仕事中に履く靴です。お客様の多くは自分の足の特徴を理解していませんので、見た目を重視した靴を履いてしまっているのが実状です。そのために足の歪みや痛みをさらに悪化させているケースが非常に多いです。
足指の付け根が痛い方(中足骨頭部病)は、ハイヒール・窮屈な靴やクッション性に乏しい底が薄い靴は履くべきではありません。オサモミでは、靴のご指導もしっかりとさせて頂いております。
歩行は非常に大切です。皆様もご存じの通り、歩かない生活習慣は体をダメにしてしまいます。筋肉量の減少・血流障害・体重増加・生活習慣病のリスクも高くなります。実はその逆に動き過ぎ・歩き過ぎの方も多くいます。
しかし、悪い歩行では関節や筋肉に負担が掛かります。足指の付根への負担も例外ではありません。
オサモミ整体院は、長時間歩いても疲れにくい効率的な歩行をご指導しております。
歩行で最も大事なことは、姿勢・ポジションです。正しい歩行(オサモミウォーキング)の習得が、足指の付根への負担を軽減させます。治療と並行してオサモミウォーキング教室昭島への参加をお勧めしています。「歩行」についてはこちらからご覧下さい。
足指の付け根痛に悩んでいる人は、足指の屈曲変形があります。さらに共通点として足指のチカラがありません。
歩行の際のポジションや歩き方が悪いので足指が使われないまま歩いているのです。
オサモミでは、足指は手の指と同じようにチカラ強くつかめる様、また床に置いたまま足指を開ける様に訓練していきます。
当然、足指への負担も軽減していきます。
足指の付け根が痛い方(中足骨頭部痛)は、足を観察するとハンマートゥなどの足指の屈曲変形、距骨下関節の過回内する足が見られます。
また外反母趾や浮き指で母趾の代わりに第2指の付け根を地面に過度についてしまう状態になっています。
これらの症状も進行しないようしっかりケアしていく必要があります。
足指の付け根(中足骨頭部病)が痛いのに、どうして座り方が関係あるの?と思われる方もいるかもしれません。
先天性、病気や突発的なケガなどを除けば、体の歪みを作るのは、歩く・座る・立つ・寝る・立ち上がるなどの日常動作です。悪い日常動作の習慣が体を歪ませてしまいます。
よーく考えてみればわかります。写真の様な座り方が良いわけがありません。段々と足、膝、股関節、骨盤、背骨と全身が歪んできます。
歩行も含めて正しい動きは出来ませんので、足指の付け根に負担が掛かかってしまうのです。
オサモミ整体院は、体を歪ませる根本の原因を取り除くために、正しい日常動作を丁寧にご指導します。
足指の付け根が痛い方(中足骨頭部痛)は当然のことですが、全身の骨格・筋肉の調整が必要になります。
足首・ひざ・股関節・骨盤など左右の差が大きいことも特徴です。背骨の異常も現れていますので、腰痛や肩こりなども併発してきます。
オサモミ整体院は、全身の骨格・筋肉のバランス調整を行うことで効率的な動きが出来るような体にしていきます。
股関節・肩関節(肩甲骨)の可動域アップと左右関節のバランスを整えて体の軸作りを目的とした体操を行っていきます。
すべてのお客様と言ってよいでしょう、体全身に歪みがあるため特に左右の股関節の動きの差が大きく、ほとんどのお客様は右脚の股関節可動域が大きいです。
左股関節の動きが悪い方が非常に多いのです。このことが日常の歩行や動きにすべて現れます。このまま改善せずにいくと、さらに歪みが進行し左右差も大きくなってしまいます。
その結果、痛い・辛いも重度になってしまいます。肩関節にも同じことが言えます。
また、体の軸を作っていくために、お腹などのインナーマッスルを意識するトレーニングも行っていきます。
この体操はお客様一人一人に対してオリジナルメニューを作成しますので、年齢や症状を考慮して無理なく行えるものです。
皆様は日常生活の中で、沢山の足指の付け根(中足骨頭部病)になってしまう、進行してしまう動作を知らず知らずに行っています。
オサモミ整体院は、足指の付け根痛の原因である根本的な部分に焦点を当てて、お客様に個別の足指の付け根痛改善プログラムを作成して、痛い・辛いを解消していくケアをしています。
重度の痛みや歪みのあるお客様には、専用サポーターやソックスにインソールなどもご用意しております。どうぞ、安心してご連絡下さい。