「先生に出会うまで、正座なんてしたことなかったです。」これは何十年ペタンコ座りと横座りをしてきたお客様の言葉です。座り姿で体の歪みや健康状態がみえてきます。普段から良い姿勢を意識した正座をしている方は、歪みも少なく体の調子も良いようです。胡坐やペタンコ座りや横座りは体の歪みを増大させてしまいます。脚だけでなく骨盤や背骨も歪んでしまうので、様々な症状が現れてきます。正座は良くないという方もいますが、そんな事はありません。正しい正座は、腰や膝にも負担が少ないのです。通常は出来る動作です。正座が出来ないのは体の歪みで既に足首、膝、股関節などに痛みがあるからです。
畳や床に座る時は正座をするようにしましょう!写真の正座の姿勢は、腰椎の前弯が保たれ見た目も美しく腰部への負担も軽くなっています。実際に院ではお客様にこの正座をご指導しております。疲れたら脚を崩していきますが、胡坐などで座った時に骨盤が後傾し腰椎の前弯が保てなくなると体の不調を招く原因になります。
正座をして踵の位置を確認するだけで、足首・下腿部・股関節の歪みが分かります。正しい正座は、踵は真上を向くようにします。すでに足首・下腿部(O脚)に歪みがあると、踵を真上に向けることが出来ない方もいます。踵が捻じれて下腿部に歪みがあると、足先が外側に向いたり、内側に向きます。これを長年続けてしまうと更に足首・下腿部の歪みは進行し、全身の歪みへの発展します。正しい正座を習得することをお勧めします。
オサモミ整体院に来院するお客様の日常動作をお聞きしておりますが、床や畳に座る時に最も多い座り方がこのペタンコ座りとトンビ座りです。幼少期からこの座り方をしているお客様が非常に多く脚の変形もかなり進んでいます。特にトンビ座りは足首・ひざ・股関節・骨盤に大きな変形を作ってしまいます。ペタンコ座り・トンビ座りをしているお客様は、外反母趾・足首痛・腰痛・肩こり・頭痛など様々な症状が体に現れて来院されています。
トンビ座りやペタンコ座りのお客様にその場に座ったり、立ち上がってもらうと、この様に捻じれたまま動作を行います。そのため股関節・ひざ・足首は悲鳴をあげてしまいます。筋肉はバランスの悪いまま発達しますので、脚の変形は増大します。
胡坐も横座りも悪い・片寄った座り方です。なぜなら長年癖で胡坐をかく方は、体の近くに寄せる脚は(写真では右)は常に一緒なのです。逆に組もうとすると違和感があったり組めないというお客様もおりました。組み方によって左右の股関節で外側に捻じれる度合いが違ってきてしまうので、骨盤の歪みを作ってしまいます。また、横座りはさらに左右の股関節のアンバランスを生んでしまいます。写真では右脚を股関節を外側に捻じって、左脚を内側に捻じって座っています。この方は左右の脚を逆に捻じって座ることが出来ません。横座りを長年やっているすべてのお客様に確認したところ、逆側に脚を捻じっていく横座りは出来ませんでした。(形は出来ますが痛みを伴ってしまう方が殆どです。)それだけ股関節や骨盤の歪みがあり筋肉のバランスも崩れているということなのです。
体育座り!言葉の響きは良いですが、この座り方を日頃から癖にしてはいけません。理由は骨盤後傾で腰椎も後弯してしまうので腰痛を誘因してしまいます。癖になっている方は、椅子に座ってまで体育座りを行いますので、背中が丸まって姿勢が悪くなっています。
体の歪みが大きく重度の症状で来院するお客様ほど、悪い姿勢で座っています。仕事がデスクワークの人もそうですが、かなりの長時間座りっぱなしの生活をしています。その座り方が自分の体をさらに歪ませてしまっているのです。オサモミ整体院でご指導している座り方は、首と体幹が真っ直ぐ、股関節とひざ関節がほぼ直角で、足裏が地面に付いていること!別の表現すると頭やあごが前に突き出てなく、背中・腰が反ったり丸まっていないことです。(椅子の高さも非常に重要になります。)この座り方を維持するためには、背中やお腹の筋肉や脚の筋肉も使っていきます。普段からこの姿勢を心掛けていればさほど苦になりませんが、お客様の殆んどが最初は苦労します。骨格の歪み、筋力そして筋肉の柔軟性の低下があるためにこの姿勢を維持することが苦痛なのです。そのため以下に掲載するような楽な姿勢となってしまいます。
姿勢の事など意識していない方の座り方です。あごが前に突き出て背骨の胸の辺りが丸まってしまいます。いわゆる猫背になっています。さらに状態が良くない方は、お尻を前にずらして背もたれに寄りかかり寝そべってきます。この座り方が癖になっていると、胸や首後面の筋肉は硬くなり、背中や首前面の筋力低下が起こるため重度の肩こり・首こりや頭痛、腕の動きも悪くなり二の腕のたるみ、胸やお尻が垂れたりしてきます。骨盤後傾と腰椎が後弯しているため腰痛・背痛も現れてきます。
とくかく見た目が悪すぎます。しかし当の本人はこのようになっていることは意外に分かっていません。
「脚を組んでしまうんですよ!」この脚組みを過去にやっていたり、今も続けているお客様が大変多くいらっしゃいます。上に重ねる脚はいつも一緒、決まった脚しか行いません。これは左右の股関節や骨盤がアンバランスになっている、歪んでいる証拠です。必ず体に不調が出てきます。この脚組みをやめない限りは症状は改善しません。なぜなら自分で体を歪ませているわけですから。考え方を変える必要があります。またO脚の方などが足を乗せてしまいます。これも上に乗せる足はいつも一緒で、ひざや股関節で外側に捻じれが大きい方を上に乗せます。そのため続けるとさらにO脚は進行し左右のアンバランスは大きくなります。
「仕事でも自宅でもこうやって座っています・・・」このような方は脚を開いているというより開いてしまうのです。いつもこの姿勢ですから脚を閉じる筋肉が弱いのです。歩く時もこんな感じで、がに股で歩きますのでO脚もどんどん進行していきます。椅子の背もたれに寄りかかりますので、腹筋や背筋などの姿勢を保持する筋力も弱く、骨盤は後傾し背中の胸辺りが後ろに飛び出すように猫背も進行!頭が前に突き出てあごも上がり気味になります。首・肩に負担大!この座り方では悪いことばかり起きてきます。
駅のベンチや電車の中で座っている様子を見ているとその方の体の歪みや生活習慣も見えてきます。それほど座り方は大事なのです。またデスクワークが仕事の方は、一日中座りっぱなしの生活を強いられているわけです。十分に気を付けて良い座り方を心掛けている方もいると思いますが、ここに掲載されているような悪い座り方をしている方のほうが多いのではないでしょうか。その悪い座り方が長年習慣になると体が歪みひざ痛・腰痛・背痛・肩こり・手指のしびれ・頭痛・目の疲れ・耳鳴りなどの症状も現れてきます。座り方をはじめ寝方・歩き方・立ち方など日常動作を改善していくことでこれからの人生が変わってきます。慢性的な痛い辛いを解消するには、生活習慣を正すことが絶対条件です。本気で痛い・辛いを解消したい方、オサモミ式軸作り整体を始めてみませんか!